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Global Vitamin Week Report vol.2 Dr.Hunnighake’s Part Highlight

SUMMARY

  1. ・ビタミンサイエンスフォーラム2024が開催されました
  2. ・ロン・ハニハイキ博士(Dr. Ron Hunninghake)のプレゼンテーションの一部をハイライトとしてご紹介
  3. ・ビタミンCによる細胞の酸化と還元
  4. ・レドックスサイクリング

先日、SPIC主催で開催された「ビタミンサイエンスフォーラム2024」。本フォーラムでは、ビタミンCの研究と応用において世界的に名高い医師たちをお招きしました。最先端の研究成果や臨床応用に関する議論が交わされ、ビタミンCの可能性が改めて浮き彫りになりました。その貴重な知見と洞察を、ハイライトとしてお届けします。
※なお、本知見はLypo-Cと直接関係はせず、ビタミンC一般のお話としてご認識下さい。
 

ビタミンCによる細胞の酸化と還元

 
So as I'm sure you all know, Vitamin C is an antioxidant. An antioxidant reduces an oxidant. An oxidant oxidizes a reducing agent. What does that really mean?"
 
ビタミンCがどのようにして体内の酸化ストレスを軽減するのかを見ていきましょう。ご存じの通り、ビタミンCは抗酸化物質です。ビタミンCは酸化を防ぐ役割を果たします。抗酸化物質は、酸化物質を還元します。酸化物質が増えると、酸化物質は還元物質を酸化させます。つまり、酸化は細胞にダメージを与えるのです。では、これが何を意味するのか、見ていきましょう。
 

レドックスサイクリング

 
I know all of you know that vitamin C is to be always considered an antioxidant. And when it is used at low doses, such as in our food or as low-dose supplements, it is acting purely as an antioxidant. However, when it is used in much higher doses, vitamin C enters into something called redox cycling. It is still an antioxidant, but it starts to act as a pro-oxidant. How is that possible? Well, we're going to find out it has to do with the dose.
 
皆さんもご存じのように、ビタミンCは常に抗酸化物質として認識されています。ビタミンCは強力な抗酸化作用を持ちます。食品や低用量のサプリメントとして摂取した場合、ビタミンCは純粋な抗酸化物質として働きます。この場合、ビタミンCは体の酸化を防ぐ役割を果たします。しかし、非常に高用量で使用された場合、ビタミンCは「レドックスサイクリング」と呼ばれるプロセスに入ります。ビタミンCはこのプロセスにおいて、抗酸化物質でありながら、同時に「プロオキシダント(酸化促進物質)」としても作用するのです。では、なぜそのようなことが可能なのでしょうか?その答えは「用量」にあります。ビタミンCの効果は、その投与量によって大きく変わるのです。